続けたくなるインプラント
アゴの骨折や歯の処置は全身状態が落ち着いてからすることになりますが、それでも残る歯は残りますのであきらめることはありません。
女性のほうが、交通事故でアゴの骨がバラバラになる率は、男性より少ないようで、比較的単純な折れ方をしているようです。
それはスピードを出しすぎて暴走しバラバラになりやすいのは、やはり男性の方が多いからです。
あまりに、アゴの骨がグジャグジャになり、他の症状まで出て、生死をさまよい、一時は、家族に死の宣告までされた若者が奇跡的に回復した時、また、「先生、結婚します。
式に出席して下さい」と、結婚式の招待状が届いた時、幸せそうな挙式の写真を貰った時ほど、嬉しいことはありませんでした。
交通事故ではなく、喧嘩や、空手練習中の事故などの場合、アゴの骨折線は一本だけの場合が多く、従って歯も脱落せずに助かっていることが多くあります。
以前は、この、ちょうど骨折している、いわゆる骨折線上の歯は、感染しやすいとして、抜くべきとされていました。
しかし、今日では、残すべきと考えられています。
まだ、感染もしていない歯を抜いて捨てる必要もないわけです。
夫婦喧嘩で骨折させると、バツイチの話にもなりかねませんので、お手やわらかに。
あまりにも早期に、あまりにも若いときに親不知を抜くことには、重大な短所もあります。
その一つは、あとで入れ歯になりやすいということです。
それは、親不知一本だけを抜いただけですめばいいのですが、世の中、そうは問屋がおろしません。
長い人生の聞には、親不知の前の方の歯が、2本3本と無くなってくる場合があるからです。
こうも考えられます。
潜伏期間という考え方です。
日本人の海綿状脳症の発症年齢は平均64歳ですが、この潜伏期間は6、7年たっておさることもあるし、それ以上長いこともあります。
64歳で進行性痴呆が出たとすると50代か、それ以前に変な肉を食べた可能性もあるわけです。
そういうように親不知を抜いたがために長い潜伏期時間をへて、入れ歯になるという考え方もできるわけです。
ドッキリされるかも知れませんが、歯が丈夫な人ほどかむ力が強すぎる傾向があり、そのことが知らない間に自分のアゴの骨を吸収し、自然に歯が抜けていく方向に進むことがあるのです。
若いときは、このことにはほとんど気がつかずに過ごしてしまいます。
柱や壁の役目をする親不知が抜かれると、7番Eしわ寄せが来て揺れて、将来、抜けることがある。
すると6番も同じ運命。
結局、親不知を抜いたことが、長い人生のに肝心なときに入れ歯になることにつながる。
人生の途中、まだ若いので、いやがって入れ歯を入れ怠い。
すると、かみ合わぜか狂い、上の歯に負担がかかり、歯が出てきたり、折れたりする。
そしてまた抜かれ、どんどん歯が無く怠って行く。
歯が無い場合は、保険でブリッジができます。
すなわち、4番5番と8番の親不知をつなげてブリッジにすることができるのです。
しかし、親不知が無くて、しかもそのすぐ前の6番7番の歯が抜かれたり、抜けてくることが、長い将来の間には生じてきます。
高齢化社会への途中の過程で完全無欠な健康状態が一生続くという確約はないからです。
知らない間に忍び寄る衰え、その他たくさんの要因があります。
ブリッジにするには、適応ではなくなるからです。
取り外し式の入れ歯になってしまいます。
元議員をされていた85歳の患者さんの残りの歯を数えてみました。
17本でした。
親不知があれば、8020運動の20本には到達できたのですが、まだお若い頃どこかで抜いてあり、やはりそこの前の方が入れ歯になっており3本足りず入れ歯が外れやすいということでした。
これは警告ですが、いきなり親不知を抜くようなことでは、国や歯科医師会が進めている8020運動の達成は国民的見地から見て難しくなるでしょう。
なぜならそういう態度は結局ほかの歯も何かがあった機会に抜くようになるからです。
実際、抜いているはずです。
世界には割礼という風習が残っている地域がありますが、そういう所では逆に親不知は抜いていないのではないでしょうか。
親不知を抜くことは風習なのでしょうか。
神の摂理で人類にいらないものを、神様が生まれながらに人間に与えているとは考えられません。
歯を抜くとか親不知を抜くということは、思えば人類の壮大な実験であったかも知れません。
サポーターになることもある、サッカーファンのようにさらにわかりすい例でお話をしましょう。
今を時めく元気のいいサッカー。
そのサッカーのサポーターのように、親不知がサポーターの役目をすることがあります。
これは、親不知があった場合の大きな長所の一つです。
それは、特に、下の親不知のすぐ前の歯、7番の歯が、ぐらつき始めた時などです。
7番の歯は、選手でいえば、カズのような存在で、グラウンドを走り回るように、よく食べ物をかみ、長い間には、疲れはてることも多いのです。
6番の歯の大切さはよく言われます。
しかし、実は、患者さんの口の中を診ていますと、7番の歯が無かったり、抜かれていたり、グラグラしていることの方が多いのです。
7番の歯がぐらついていて、親不知が無い場合、後ろの方で、支えとなる歯が無いことになります。
この時は、7番の歯も抜けて行く方向に一直線に進みます。
強い頑丈な歯を持つ人に逆にこういう7番の歯がダメになっていくことが多いのです。
このように、7番の歯が疲れて、その周囲の骨が吸収してぐらつき始めたとき、倒れないようにサポートしてくれるのは、8番の親不知です。
少しぐらい、揺れても、抜けてこないで頑張っていられるのは、親不知が支えてくれているからです。
サポーターに感謝しましょう。
象の歯と野球のボールはどちらが大きいかサッカーの話が出て来ましたので、ついでにサッカーボールと象の歯はどちらが大きいのでしょう。
象の歯はどうなっているのでしょう。
野球のボールの大きさは誰でも見たことがありますが、体重が6トンもあるという象の歯の大きさはどのぐらいあるのでしょう。
つまり、上顎第2切歯が伸びたものです。
あそこまで伸びるとえらいことですが。
象の奥歯を見たことがあるという人は少ないのではないでしょうか。
象の歯はやはり大ちなみに象牙は2番の歯、ヒトの2番の歯が象の歯とヒトの歯いかに象の歯が大きいか分かります。
象の歯はサッカーボールの3分の2の大きさがあり、石のように重い。
筆者はT大のI博士ですが、象の歯の生え変わりは、奥の方から前に段々歯が寄ってきて前の方の歯が落ち、生え変わるということです。
人間の親不知も段々前に寄ってきて、悪い歯のかわりになるとよいですね。
「親不知があると舌がんになる」と、おどかされたと言われる方が時々おられます。
そういうことは極めてマレなのではないでしょうか。
近代になるまでは親不知は抜いていなかったわけです。
中国の殿・周の時代のアゴの骨をみても抜かれたあとはありません。
それで、それまでの人類がほとんど舌がんになったかというと、そういう痕跡はありません。
インプラントが勢いに乗っています。新感覚のインプラントを体感しましょう。
インプラントは自分でもできます。これがインプラントの王道です。
他種類に及ぶインプラントの映像をご紹介致します。インプラントの定番として根強い人気があります。